千葉大学園芸学部は、植物と自然環境に特化した農学部だ。以下、2025年度総合型選抜を見ていきたい。
日程
出願期間:10/4〜10/11、第1次選抜合格者発表:10/25、面接:11/10、第2次選抜合格者発表:11/29、共通テスト:1/18〜1/19、最終合格者発表:2/12。
募集人員
園芸学科5人
応用生命化学科4人
緑地環境学科9人
前年度から変更なし。食料資源経済学科は募集なし(園芸産業創発学プログラム選抜で募集あり)。
出願書類
調査書、入学志願者調書(活動実績等記載)、志望理由書。
選抜方法
第1次選抜は書類選考、第2次選抜は面接で、合格内定者が決まる。第3次選抜として、共通テスト得点率が概ね70%に達すれば最終合格者となる。
共通テストの指定科目に違いがあり、園芸学科と応用生命化学科は理科2科目が必須であるのに対して、緑地環境学科は理科なしの選択もできる。
2024年度入試結果
園芸学科
募集人員5人に対して、志願者3人、第1次選抜合格者3人、最終合格者1人。
一般選抜(前期日程)は、受験者112人、合格者56人(実質倍率2.0)。共通テストボーダー(河合塾)は67%。
応用生命化学科
募集人員4人に対して、志願者7人、第1次選抜合格者7人、最終合格者0人。
一般選抜(前期日程)は、受験者72人、合格者27人(実質倍率2.7)。共通テストボーダー(河合塾)は72%。
緑地環境学科
募集人員9人に対して、志願者5人、第1次選抜合格者5人、最終合格者4人。
一般選抜(前期日程)は、受験者163人、合格者56人(実質倍率2.9)。共通テストボーダーは66%。
書類選考は全員通過している。面接(第2次選抜)で何人か落ちるのかもしれないが、共通テスト得点率が70%に届かずに不合格となるパターンが多いのではないかと想像する。
出願期間が10月上旬ということは、9月の上旬までに出願を決めなければならない。このタイミングで自分の最終的な共通テスト得点率を70%と見極められた受験生にとって、大きなチャンスのある入試制度だ。