横浜国立大学都市科学部に魅力を感じる。アドミッション・ポリシーの「都市科学部が求める学生像」の冒頭の記載を抜粋する:
都市を担う人間とそれを支える自然環境、社会環境、文化システムなどを対象として、文理にわたる幅広い視点から社会課題を科学的に分析・考察・実践することにより解決し、多彩な分野で活躍できる人材の育成を目指す。
以下、都市社会共生学科と環境リスク共生学科を中心に、2025年度総合型選抜の概要を見ていく。
日程
出願期間:9/12〜9/19、第1次選抜合格者発表:10/23、第2次選抜:11/16、第2次選抜合格発表:11/27、共通テスト:1/18〜1/19、最終合格発表:2/12。
建築学科は共通テストなしで、最終合格発表は11/27。
募集人員
都市社会共生学科26人
環境リスク共生学科10人
建築学科7人
都市基盤学科10人
都市社会共生学科は前年度から+6人。
都市社会共生学科の総合型選抜
主な出願書類:
調査書、特色活動説明書(手書きで600字程度)、学習計画書(手書きで600字程度)
特色活動は学習活動に限らない。
選抜方法:
第1次選抜は書類審査、第2次選抜は文化的・社会的現象に関する作文(600字程度)と口頭試問(志望動機、学習計画、作文内容に関して)。第2次選抜の成績と共通テスト成績により最終合格者を決定する。
共通テスト:
国語 200点
地歴・公民1科目 100点
英語(外国語) 200点
数学I・A 100点
以下から選択 100点
数学II・B・C
理科基礎科目から2科目
理科発展科目から1科目
情報I
計700点
2024年度入試結果:
募集人員20人に対して、志願者94人(内、女子60)、第1次選抜合格71人、第2次選抜受験67人、第2次選抜合格58人、最終合格36人(倍率2.6)。
恐らく、一般選抜の合格者平均程度(第2次選抜の成績が良ければボーダーラインの得点)を取れば、個別学力検査を受けずに合格できるということだと思う。
就職:
大学院進学12%、公務員14%、民間71%、その他3%。就職先の業種は幅広い。
環境リスク共生学科の総合型選抜
主な出願書類:
調査書、自己推薦書(手書きで1000字程度)
選抜方法:
第1次選抜は書類審査、第2次選抜は環境学の諸課題に関するプレゼンテーションと質疑応答。第2次選抜の成績と共通テスト成績により最終合格者を決定する。
共通テスト:
国語 200点
地歴・公民から1科目/2科目
100点/200点
英語(外国語) 200点
数学I・A・II・B・C 200点
理科(以下のいずれかを選択)
理科基礎科目から2科目 100科目
理科発展科目から1科目/2科目
100点/200点
情報I 100点
計1000点
2024年度入試結果:
募集人員10人に対して、志願者15人(内、女子9)、第1次選抜合格15人、第2次選抜受験15人、第2次選抜合格14人、最終合格10人(倍率1.5)。
これはチャンスじゃないだろうか!!
就職:
大学院進学48%、公務員5%、民間38%、その他9%。就職先トップ3の業種は【建設業、プラント、電気・ガス、水道】、【IT関係、情報通信、SE】、【学術研究、法務、コンサルティング】。官公庁も多い。
都市社会共生学科と環境リスク共生学科は、文系理系の数直線上で原点付近の人に向いている学部だと思う。