九州大学共創学部の総合型選抜Iと学校推薦型選抜の令和7年度学生募集要項が8月上旬に公開されている。
総合型選抜I
出願期間:9/3〜9/6、第1次選抜結果発表:11/11頃、第2次選抜:10/26〜10/27の2日間、合格発表:11/20の短期決戦。
募集人員は20人(昨年度から変更なし)。
出願書類は、調査書、活動歴報告書(英語試験成績を含む)及び志願理由書。第1次選抜は書類選考で、募集人員の3倍程度に絞り込まれる。
第2次選抜は、2つの講義(各50分)に関するレポート作成(各90分)、前日の講義に関する討論(180分)及び小論文作成(240分)、最後に面接(15〜20分)。第1次選抜結果と合わせて総合評価により合格者を決定する。
2024年度入試結果は、募集人員20人に対して志願者109人(内、女子69)、第1次選抜合格60人、第2次選抜合格20人(内、女子15)。
学校推薦型選抜
出願期間:11/19〜11/25、第1次選抜結果発表:12/23頃、大学入学共通テスト:1/18〜1/19、第2次選抜:2/1、合格発表:2/12の長期戦。
募集人員は10人(昨年度から変更なし)。
出願書類は、推薦書、調査書、活動歴報告書及び志望理由書。第1次選抜は書類選考で、募集人員の3倍程度に絞り込まれる。
共通テストの指定科目は、国語、数学(数IA、数IIBC)、英語(外国語)、情報。英語資格試験の成績が良ければ、みなし得点(満点)が与えられる。
第2次選抜は、これまでの学びとこれからの学びに関するプレゼン5分と質疑応答25分(一部英語での質疑応答あり)。
選抜方法は、第1次選抜で3段階評価(ABC)、共通テスト170点、第2次選抜100点とし、これらを総合評価して合格者を決定する。
2024年度入試結果は、募集人員10人に対して志願者41人(内、女子25)、第1次選抜合格30人、第2次選抜合格11人(内、女子7)。
共創学部を熱烈に志望するなら総合型選抜Iを受けてみたい。タフな戦いで面白いが、落ちた時のダメージは大きそうだ。共創学部を選択肢の一つと考えるなら、学校推薦型選抜の方が良い。長期戦だが、実はこの入試制度にかける負担が少ない。
この入試制度は、SSH指定校で文系に進む生徒に向いている。課題研究に取り組んだ実績が必要になる。